「日本ハム斎藤佑樹、現状維持でサイン」から実力主義って何だろ?って考えてみた。

時事ネタ
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まいど、ボンです。

青汁王子だったりハニカミ王子よりも王子界の大先輩となるハンカチ王子こと日本ハム斎藤佑樹投手(31)が先日、球団事務所で契約更改交渉に臨み現状維持の1600万円でサインしたという記事を読んだのですが、

ファンに怒られるかも知れないけど

大きなお世話だと思うけど

 

まだ引退してなかったんだな…( ゚Д゚)

って感じ。

 

参考までにハンカチ王子のプロ入りしてからの成績はコチラ↓です。

◆斎藤佑樹選手の推定年俸の推移と成績
11年 1500万円 19試合6勝6敗、防御率2・69
12年 3000万円 19試合5勝8敗、防御率3・98
13年 3500万円 1試合0勝1敗、防御率13・50
14年 2800万円 6試合2勝1敗、防御率4・85
15年 2500万円 12試合1勝3敗、防御率5・74
16年 2300万円 11試合0勝1敗、防御率4・56
17年 2000万円 6試合1勝3敗、防御率6・75
18年 1830万円 3試合0勝1敗、防御率7・27
19年 1600万円 11試合0勝2敗、防御率4・71
20年 1600万円 ーー

ケガがあったとは言え

9年間でたったの15勝だし、

防御率がひどすぎだし、

年齢的にも厳しいし、

 

これ、普通だとクビですよね。

 

ちなみに高校時代にライバルだった神の子マー君こと田中将大投手の日本での成績はと言うと、

プロ1年目(2007年)で11勝7敗の成績を残し新人王を獲得。

2年目の2008年は9勝7敗に終わったものの、それ以降2013年まで5年連続で二桁勝利を記録。

最多勝利は2回で2011年の19勝、2013年の24勝で2013年においては勝率10割と一度も負けることが無かったくらいの伝説的な数字を残してます。

メジャーで活躍するマー君と比べたら酷とはいえ、実力主義のプロスポーツの世界なので斎藤佑樹投手の場合は5年目あたりで戦力外通告されても仕方のない成績だったはず。

 

それでもプロ野球選手として10年目を迎えられるのには、球団が彼を残しておきたい何か特別な理由があるはずだと思い調べてみたところ、

  1. 今の若手以上のポテンシャルをまだ感じている
  2. ショートスターター起用の選手として期待している
  3. 球団幹部に気に入られている
  4. ハンカチ王子としてのブランドによる集客力・グッズ販売の売上を見込んでる

といった感じのことが推測されます。

 

まず1の場合、10年目となる来期は二桁勝利くらいはしないと説得力にかけるし、何とか勝ち星がつく程度であれば若手の育成に投資した方がよっぽど正解だと思います。

んで、ポテンシャルという意味では同じになるけど、斎藤佑樹投手を活用するイチバンの理由と言われているのが2の栗山監督が採用しているショートスターター制の選手としての起用です。

※ショートスターター制

同じ投手が打者に対して2回対戦(二巡)させずに、次々と交代させる戦術。先発投手を打者一巡する3回までで交代させ、4回からは2番目の投手”第2先発”も打者一巡で交代。その後、細かく継投していくパターンを言う。

大きな意味でワンポイントに近い戦術であり、昨シーズンあたりから新戦術として栗山監督が試しているけどまだ十分な結果が出ているとは思えません。

わざわざ技巧派の斎藤佑樹投手をこの戦術にはめ込む必要もなくて、たぶんクローザー的なタイプの選手の方が個人的にはフィットするとも思うんだよな…

彼がプロとして生き残れるかどうかは栗山監督の存在が大きいとも言えるかも。

3の場合だとプロ野球選手というよりも、もうね完全に出世コースのサラリーマンだわ。もしかしたら世渡り上手なのかも知れませんね。

 

ーーで、

この中でいちばん可能性が高い理由が4ですね。

これなら結果を出してない斎藤佑樹投手を残留させる意味がよくわかる。

プロ野球選手は実力もさることながら同時に人気商売でもあり、そこそこの実績を残す選手よりも印象に残る人気選手の存在の方が重要だったりするからね。

例えば元ジャイアンツの王さんと長嶋さんみたいに、成績は圧倒的に王さんの方が上なのにスゴイ選手として多く取り上げられるのが人気者の長嶋さんであるのと同じなのだ。

つまり球団側からすれば極端な話、成績云々よりもハンカチ王子としてブランドを確立して人気や知名度のある斎藤佑樹投手を在籍させているだけでメリットがあるのです。

それが成績を残せてないけどプロ野球選手として生き残れている最たる理由なのではないかと思う。

これは決して彼をディスってる訳ではなく、努力だけではなかなか身につける事の出来ない素晴らしい能力であり、プロとしての資質や価値が十分にある選手と言うのがボクの見解。

彼はやっぱり「持ってる」のだ。

 

飲食業で言えばどんなに美味しい料理を作っても人気のないお店があるように、普通の料理でもブランド化されていれば喜ばれる(美味しい、すごいお店と錯覚させる)のと同じなのである。

「美味しい」基準が野球のように数字としてなかなか表せなかったり、嗜好の違いなんかもあるから難しかったりするけど……(;´∀`)

 

そんな感じで偉そうなことを言ってますが、

ボクは料理人としての高いスキルなんてないし、

売り込むとかアピールとか苦手だし、

人間的にも人気とか全然ないので、

 

そもそも斎藤佑樹投手のことをプロとしてあーだこーだ言っとる立場じゃ無いですけどね。

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