まいど、ボンです。
大阪から移住する前までは、岡山のご当地グルメと言えば“えびめし”や“カキオコ”くらいだと思っていたのですが、最近はもうひとつ“デミカツ”と言うものの存在を知りました。
調べてみると、1931年に帝国ホテルで修行経験ある方がドミグラスソースから考案して広めたらしく、その後は喫茶店、食堂、洋食屋、ラーメン店などに広まって根付いていったようです。
で、何故に岡山で流行るようになったのか?
……までは、はきっりとわからないのですが、
今でこそ特別斬新なアイデアとは感じなくても、当時としてはかなり画期的な商品であり、
ドミグラスソースをアレンジして日本人向けに受け入れやすく丼にしたコトにより
「今まで食べたコトのない新しい丼や!」
みたいな感じで、大きな話題となり人気になったのだと想像します。
さらに岡山にはラーメン店が多く、一説によると
- 他店と差別化をはかる為のサイドメニューとして定着
- ラーメンのスープがデミカツのソースに応用出来る
てなコトも定着した理由にあるようです。
これは例えるなら、インドやスリランカのカレーから派生して大阪独自のスパイスカレーが登場したのと同じようなものであり、創造力豊かな日本人によるヌーヴェルヴァーグ(新しい波)と言ってもいいのではないでしょうか。
そこを考えてみると
ラーメンとデミカツと言う全く異なるジャンルなんだけど、同じお店で楽しめると言うエンターテイメント性というものがあり、
ボクがこれから始めようとしているピッツァとスパイスカレーともリンクしてるところもあり、
同じ二刀流でもあるので、
やっぱり自分は先見の明があるなー
きっと数年後にはラーメンとデミカツに負けないくらい、ピッツァとスパイスカレーが岡山のご当地グルメに追加されているはずだ!
……と、無理やりに紐づけてみたりもしました(笑)
そんな感じもあり
今回は勉強も兼ねて、行列の出来るデミカツのある老舗ラーメン店へ行って参りました!
支那そばとカツ丼の老舗「だてそば」
場所は表町のオランダ通り
ご覧の通りサラリーマン御用達のお店のようで、早めの時間帯にも関わらず既に行列が出来始めてました!
外観は老舗らしく、いい感じに年季が入っていて寿司とか蕎麦屋のような感じ。
並びましたが、それほど待つコトもなくカウンターに案内されました~(*‘∀‘)
店内は奥行きはあるものの、満席状態だったからか、やや手狭な印象でカウンター席だと結構圧迫感がありましたな。。
位置的にホールのお姉さんが立っている真横だったから、緊張したのかも知れませんが…(笑)
支那そば
デミカツ
オーダーはもちろん両方が楽しめる半々定食(1050円)
半々といいながらも、なかなかのボリューム!
お味は
支那そばは正に昔から変わらない定番の醤油ラーメンって感じで、中細のストレート麺とさっぱりしながらも深みのあるスープがマッチしてました~(*‘ω‘ *)
対照的にデミカツ丼の方はこってりとしていて、交互に食べるとバランスがとれて美味しい!
ただ、ソースは通常のドミグラスソースまでの濃厚さはなく、さらっとした感じで酸味もありルックスよりも軽く頂けました。
ちなみにスパイスが効いているのか、後から汗だくになると思います。
生卵が乗っているので、柔らかいトンカツ付きの豪華な卵かけご飯のような感じがするかも!
他のメニューを見ると全体的にはやや高めな値段設定ですが、元気な女将さんを中心に家庭的で明るい雰囲気のお店であり、そこも人気の秘密なのかも知れませんね~(*‘∀‘)
<店舗情報>
店名 だてそば
電話 086-222-6112
住所 岡山県岡山市北区表町2-3-60
営業時間
[月水木金]
11:30~15:00
[土日祝]
11:30〜17:00
定休日 火曜・水曜
席数24席(カウンター8席、テーブル16席)
老舗の食堂 洋食屋「やまと」
コチラも同じオランダ通り(北側)にあるデミカツで有名な老舗食堂です。
商品のラインナップからすると洋食屋さんベースみたいですねー
この日も早めの訪問でしたが、既に店内は満席で列が出来てました!
客層は「だてそば」はサラリーマン中心でしたが、「やまと」は何故か年配の人が多いという印象。
この違いは何だろ?とぶつぶつと考えながら入店~(;^ω^)
店内はレトロな雰囲気でいい感じです。
メニューを見ると、セットではなくアラカルト中心で中華+洋食みたいな構成
それぞれに小サイズも選べるみたいなので、今回は中華そば(小)520円とカツ丼(小)520円をオーダーしてみました。
小ぶりで2種類食べるには丁度良いサイズで登場!
お味は…
コチラのラーメンは豚骨醤油ベースでスープはボクが豚骨好きなのもあり、旨い!!
鰹の風味もしっかりと効いていて安定の組み合わせですねー(*’▽’)
麺は細麺のストレートなので、スルスルと食べれる感じ。
デミカツは見た通りにドロッとした濃度がある感じなんですが、酸味と甘みのバランスが良くて飽きの来ない塩梅でした。
全体的にはっきりとした味わいで、わかりやすい昔ながらの美味しさが年配の方々に受け入れられる理由のひとつなのかな?と思いました。
<店舗情報>
店名 やまと
電話 086-232-3944
住所 岡山県岡山市北区表町1-9-7
営業時間
11:00~15:00
(15:00~16:00は麺類のみ)
16:00~19:00
定休日 火曜日(祝日の場合は翌日)
席数 27席(カウンター8席、テーブル19席)
まとめ
今回はラーメン+デミカツのあるお店というテーマでありましたが、同じ組み合わせであっても各店舗によって全く違った味わいがあり、個性的で面白いなと思いました。
どちらのお店でも言える事が、違うジャンルであっても食べ合わせた時にしっかりとマッチするようにバランスがとれているというコト。
単品でインパクトが大きい訳では無く、二つが揃う事で相乗効果的に高められ、ひとつの商品として受け入れられているのではないかと思う。
定番のジャンルにアレンジを加えつつ、二刀流であるコトは特別新しい手法でもなく昔からあるものであり、今でも変わらずに続いている老舗に行けたコトで今後のビジネスへの自信やヒントにもなりました!
って感じ。
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