野菜食堂「こやま」から学ぶ飲食店におけるブランドの作り方

ぼっちメシ
スポンサーリンク

まいど、ボンです。

ボクが新卒で就職したのは全く興味のなかった自動車業界。

その入社した某自動車メーカーでは新車の営業マンをしていたのですが、

新人で、しかも車のことなんて全然知らなかったボクでも、

 

これが…

 

けっこう売れちゃった

んですよね。

 

ある時は180%という驚異的な達成率になったこともあったし、

またある時は200名近くいる営業マンの中で3ヶ月連続達成した20数名に入り、しかもご褒美として1泊2日の沖縄旅行にも連れて行ってもらったくらい売れてたのだ。 ←すごいのかわからんけど…

※ちなみに、週1回しかない貴重な休日を1泊2日の強行日程の旅行に無理やり充てられたので、企画を担当した部長に「これじゃまるで罰ゲーム」と言い放つ、モノ言う?問題の新人でしたけどね(*´∀`)

 

ーーところが、その数年後、

そんな感じで仕事自体はそこそこ順調だったにも関わらず、営業成績と反比例するかのようにボクのモチベーションは年々低下していくのでした…

それは、

車の営業という仕事が、毎月毎月ノルマに追われる終わりの見えないエンドレスな業務であり、

車を売れば売るほど、もはや嬉しさや満足感というよりも

小学生の頃に、夏休みの宿題を最終日にギリギリ終わらせた時と同じような安堵感

でしかなくなり、

さらにそれがルーティンワークになることで虚しさへと変わっていったからなんですよね。

 

次第に

「車が売れたのは自分の営業力よりも企業ブランドによるものだ…」

「自分でなければ出来ない仕事ではない…」

と、日に日にネガティブ思考になり、

最終的には自分自身の存在意義さえも否定するまでになってしまいました。

 

ただ、それと同時に

それなら、自分のブランドで勝負してみたらどうか?

と言う想いがふつふつとわいてきて、

大企業の「安定」「看板」よりも「やりがい」「自分の存在意義」みたいなものを求めて、

前々から興味のあった飲食業に転職して、自分のブランドを作ろうと決意するのでした!

 

んで、

実際に転職、独立をしたところ

当たり前の話だけど

 

ブランド作りって簡単では無かったんですよね。

 

ブランドを

  • 商品の差別化
  • 品質に見合った価値
  • 希少性(生産量や場所)

みたいに認識してたけど、

どんなに他とは違う希少性を感じる商品を作り出したとしても、それが必ずしも差別化となりブランドになるわけでは無かったのです。

何より大切なのはそうした商品をターゲット層に知ってもらう事、

つまりピンポイントで興味を持ってもらえるような情報を発信するという作業の重要性をボクは理解して無かったのだ。

変な話、大した品質でない商品であっても、ターゲットに響く情報やストーリーを落とし込むことが出来ればブランドになりえるくらい「発信力」というものが重要であり、ブランディングには必須条件なのである。

ボクが今書いて発信してるこのブログでさえ、なかなか認知されてないという実状を考えると、

ボクのように自分をアピールするのが苦手な性格の人間が自分のブランドを作ろうなんてのがそもそも初めから無理のある話だったのかも知れないと思ったりもする。

くやしー。

けど、ここで頑張って発信力のあるブログにするスキルを身に付けることが出来れば、実店舗においてのブランディングも難しくないと思うんで、興味を持ってもらえるように試行錯誤するしかないなーと思う。

 

で、今回はそんなブランディングに成功しているお店にお伺いしてきたのでご紹介したいと思います。

スポンサーリンク

ブランド化した野菜料理専門店

今回訪問したのは、

田町にある野菜食堂「こやま」という野菜がコンセプトのお店。

 

 

メディアにも多数取り上げられていて、岡山だけでなく全国的にも有名みたいですねー(*‘∀‘)

ボクも「重ね煮」とか「野菜料理」に興味を持ってた時期があったので以前からお店の存在は知っていたのですが、最近は讃岐うどんやカレーに夢中だったのですっかり忘れてたって感じ。笑

 

てな訳で、遅ればせながら初訪問デスー(*‘∀‘)

 

例えば、ボクがランチに行く時は

うどん

ラーメン

カレー

蕎麦

天麩羅

イタメシ

中華

みたいな感じでアイテムとかジャンルを思い浮かべて、その日の気分で選んだりするのですが、

さすがに

野菜と言うワードは、なかなか浮かばないかもね。

野菜って、どうしても肉や魚に比べるとなかなかメインになりにくい存在で、ビジネスとしても難易度が高いジャンル。

ただ、そこでしっかりとターゲットに情報を発信、認知させて価値を感じさせることさえ出来れば逆に根強いファンの獲得に繋がると思う

野菜食堂「こやま」はそうした成功例であり、ブランドにもなっているお店だと思います。

 

外観からのイメージだと、てっきり1階が店舗だと思ったのですが、入ってすぐにあるコチラの階段で上がった2階が店舗みたい!(;゚Д゚)

野菜を食べて健康になるだけでなく、階段を上って健康になろうという意味合いがあるとか無いとか…。笑

ちなみにオープン前から女性客が5人ほど並んでたし、入店後に来たお客さんも全て女性。スタッフも全員女性。

 

女性ばかりだった。

 

店内はこんな感じ!

2階に厨房と客席があるので、こじんまりとした印象。

大きな一枚板のテーブルをいくつか置くことで、スペースの工夫をされてる感じですねー

ただ、場合によっては相席になるのが気になるけどね…(;´∀`)

古民家を改装してるんで、どこかのお宅にお邪魔したかのような雰囲気~

 

メニューはコチラ↓

  • 日替り定食 1200円
  • 野菜煮込み車麩のカツカレー 1200円
  • キッズプレート 650円

 

  • お楽しみ昼ごはん 1700円
  • デザート・ドリンクセット 750円
  • お弁当 1300円

 

この日は、冬季限定の野菜煮込み車麩のカツカレーをオーダー!!

ご飯は玄米か七分づきから選べて、サラダとひじき煮が付いてました~(*’ω’*)

……まだ七分づきが炊けて無かったみたいで、必然的に玄米になったけどね。笑

でも、これが絶妙な炊き加減の玄米で、今まで食べた中でも一番ってくらいに美味しかったかも。

 

ししとう、茄子、カボチャ、紅心大根、玉ねぎ、イモ、そして車麩のカツがトッピングされた野菜カレー

お味は、

塩味はかなり控えめで、野菜の優しい味わいと酸味、あとからスパイスがふわっと香る

まさに野菜煮カレー

と言った感じ!

たぶん、お店のコンセプトを知らずに食べると、これがカレー??って感じになると思うけど、

不思議なもので

野菜食堂「こやま」のカレーだと思って食べると、納得出来る美味しさ!(*‘∀‘)

 

これこそが、

 

ブランドになるってコトなのだ!!

 

<店舗情報>

店名 野菜食堂 こやま (ヤサイショクドウ コヤマ)

電話 086-234-0315

住所 岡山県岡山市北区田町1-3-35 2F

営業時間

[月・水]

11:30~14:00(L.O.14:00)

[木~日]

11:30~14:00

17:30~21:00(L.O.20:30)

定休日

火曜日、イベント時は不定休あり

席数 28席

コメント