【大阪の新鋭】新時代ビジネスのヒントがある定食堂「金剛石」

ぼっちメシ
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まいど!

スパイスカレーを食べてる時にコリアンダーが口の中で弾けるのが好きなボンです。

今回はこれからボクがやりたいお店のスタイルに近くてビジネスとしても参考になった大阪にあるカレー屋さんをご紹介したいと思います。

まあ、紹介と言っても人気店なので「今更かよ!」って感じなんですがね(^▽^;)

 

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お寺じゃないぞ!定食堂「金剛石」

店名からイメージすると、どこかのお寺のようなのですが、

軒先の提灯に「定食」と書いてあるので、一応は定食屋さんなのですが、

ただ、そこら辺にあるありきたりな定食屋なんかでもなくて、

知ってる方も多いと思いますが、実はスパイスカレーが売りのお店なんです。

 

メニューは二種類で「週替わり定食」「週替わりカレー」のみ。

潔くて、ボクも憧れるカッコいいスタイルです(*‘∀‘)

 

飲食業においてはメニューの選択肢が多いほどお客様に喜ばれるみたいな神話があります。

かく言うボクも、お店をやっていた時はそう思ってたかも。。

……て言うか、そこまでの自信も無かったし、少ないメニュー数で勝負出来るような立地でもありませんでしたけどね。

ただ、こうして実際にメニューの少ないお店に行ってみると、選択肢が多くあるべきと言う既成概念の意味の無さに気付かされます。

そもそも初めから利用動機として他のメニューを期待して訪問をしている訳ではないし、胃袋はひとつであり1度に多くの種類を食べれる訳でもないので、例えメニュー数が少なくても条件さえ整えば十分満足させるコトが可能なのです。

 

以前にも紹介した事がある東京の神保町「未来食堂」のメニューはたった1種類の日替わり定食のみですし、ナポリピッツァの老舗である中目黒の「聖林館(旧サヴォイ)」のランチはピッツァが2種類のみと言う”選択肢がほぼ無いスタイル”なんですが、それでもビジネスとして上手くやっていて、人気店でもありますからね。

これを実践する為には

  • 売りになる商品
  • 飽きさせない工夫
  • お店のスタイルを認知・理解させる為の発信
  • 立地

みたいな条件が大事なんだと思います。

 

「金剛石」の立地条件がすごい

最近の松屋町付近はタワーマンションが出来たりして高級な住宅街になりつつも、昔からの古民家も多く残っていて、近代的なものとノスタルジックな風景が混在する面白い地域であり、隠れ家的な面白い飲食店も数多くあります。

そんな今注目の地域の近くの瓦屋町に「定食堂 金剛石」はあります。

 

訪問して先ず驚いたのが店舗の立地でした。

注目度の高い松屋町駅や有名な空堀通り付近の瓦屋町とは言え、視認性が悪く、しかも一方通行の坂道と言うかなり不利と思われる場所にお店があるからです。

ボクも昔は隠れ家的な雰囲気が好きだったので気持は理解出来るのだけど、ここを選ぶのにはかなり勇気が必要だったんじゃないかな?くらいに思いました。

ただ、

自信とか人脈や知名度があったり、地方都市とは違って大阪であると考えれば、ある程度攻めた方が逆に注目されたりするのかも!とも思いました。

(…実際にお店にたどり着いた時は見つけた感がありましたから)

 

不利な立地かと思いきや、立派な人気店!

早速店内に入ると、めっちゃいい感じのセンスある内装に仕上がっていて、結構お金がかかってる印象!Σ(゚Д゚) ←いやらしい言い方ですが、羨ましいだけです(笑)

席数はカウンターのみの10席程度で、この日は夜の訪問でしたが、店主さんがひとりで全てをこなしていました。

ボクも10席前後でワンオペを考えているので、正に自分のビジネスモデルに近いお店なんだと思うとワクワクしますね~

 

すぐに案内されたものの、たまたまタイミングが良かっただけみたいで、店内を見渡すと丁度満席になったところでしたー

その後は平日のディナータイムにも関わらず次から次へと来店があり、あっという間に行列に!!(;゚Д゚)

立地も大切だけど、知ってもらう事の重要性を改めて感じた瞬間でもありました。

…と同時に、このブログの発信力・認知度の無さにも愕然とするのでした(汗)

 

そんなコトを感じつつオーダーしたのが「週替わり定食」。

 

おいおい、カレーじゃないやん!

…と、ツッコまれそうですが、

この時は、ほぼ毎日のようにカレーを食べていたし、しかも仕事でカレーを作った後の訪問だったし、コチラのはスパイスを活かした定食と考えればカレーと言えばカレーですから!

ビジネス的にもスパイス定食がどんなものか、めっちゃ興味津々でした。

 

んで、オーダーから約20分ほどしてから待ちに待った料理が提供!

 

「レバニラクミン炒め定食」1200円 ※ごはん1杯無料みたいです

メインのレバニラクミン炒めは中華+印

副菜は和+印+洋

スープは洋

みたいな感じでジャンルに囚われない、いい意味でカオスな世界を感じる構成。

ボクもこんな感じ好きです。

 

んで、お味の方は

レバニラクミン炒めは、ぱっと見でいつもの中華の味付けをイメージするんだけど、クミンの効果でジャンルを特定できない感じで

バリ旨い!!(*‘∀‘)

副菜やスープは全体的にさっぱりした感じで、ほっこりします。

個人的にはスパイスをガッツリ効かせた方が、美味しいと言うよりはインパクトがあって面白いかも?と思いつつ、美味しく頂きましたー!

女性受けする優しい感じで、実際に客層をみると女子率が高かったと思います。

 

<店舗情報>

店名 定食堂 金剛石

電話 06-7174-2578

住所 大阪府大阪市中央区瓦屋町1-8-25 ハイツ松屋町 1F

営業時間

[木〜月]11:30~14:00(L.O.) 18:30~21:00(L.O.)

[火]11:30〜16:00(L.O)夜営業無し

定休日 水曜日

席数 10席

 

同じような感じでジャンルに囚われない定食だと、言わずと知れた新町の超人気店「空心」の定食ランチはかなりパンチのあるスパイス感があっておススメ。

しかもランチに限ってはリーズナブルかつハイクオリティなので、オープン前から長蛇の列が必至のお店。

 

どうすればこんなスゴイお店になるんだろ?(^▽^;)

 

<店舗情報>

店名 酒中花 空心 (シュチュウカ クウシン)

電話 06-6532-7729

住所 大阪府大阪市西区新町1-21-2 1F

営業時間

[火~金]

11:30~14:00(売切次第終了)

18:00~22:30(L.O.21:00)

[土・日]

18:00~22:30(L.O.21:00)

定休日 月曜日

席数 22席(カウンター10席、テーブル12席)

 

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まとめ:自分の事業計画と重ね合わせて考えてみる

 

「ワンオペでの動線」

店舗の構造上、カウンターを背にした厨房の配置だと接客に支障がでる

⇒必ずコの字型のカウンターにするか、ピッツァ窯や厨房(火口)を客席側に配置する

 

「ワンオペは会計のタイミングが難しく、手間もかかる」

⇒食券制の導入は必須もしくは代替出来るシステム(例PayPayとか)

 

「入り口は外の待ち状況を店内からも把握出来るように視認性を高める」

⇒売り切れ商品の把握・告知・準備、スムーズな案内

 

カレー(ピッツァ)は1食3分以内で提供できるようにすべき」

⇒スピーディな商品にする事で回転率を高め、安価でも利益を出せるようにする

 

「難しい立地」

⇒地方であるほど隠れ家的なお店は厳しい

 

「メニュー数が少ない」

⇒インパクトのある商品、飽きない工夫

 

ボクの場合、薪窯という設備投資・ランニングコスト・手間のかかる道具を使います。

それだけに他の飲食店よりも考え抜いたオペレーションにしなければ、大きな損失にも繋がります。

そう言った意味でも今回は非常に参考になるお店になりましたし、勉強にもなりました。

今度は是非カレーも頂きに行かせもらいたいと思います!(≧▽≦)

 

……と、思っていたら岡山へ移住してしまいました(汗)

 

以上

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