まいど、ボンです。
先日、そろそろボクにもオファーが来てもいい頃なのになと思いながら、久しぶりにNHKの番組「プロフェッショナル仕事の流儀」を観てたのですが、
(いつ取材が来てもいいように、ジョギングと筋トレに日々頑張ってるんですけどね。)
その時の放送というのが、ざっくり言うと、北九州にあるお寿司屋さんの二代目ご主人の過去の甘えや苦悩、高いプロ意識を持つに至るまでの軌跡と言った感じの内容だったのですが、
その中で特に印象的だったのが、ご主人の寿司のスタイルが「正統派」ではなく「邪道」と呼ばれながらも高い評価を受け、そして自らもその道を選び追求して来たからこそ現在の自分があるみたいな話をしているシーンでした。
そのお店が注目され評価されている理由というのが、オリジナリティ溢れるアレンジ力という事もあり、
ご主人もあえて
「自分の寿司は邪道」
と言ってるのだと思いますが、
これってつまり
「自分の寿司が本筋から外れたズルいもの」
と言ってるようなものなので、
「ああ、やっぱりスゴい人は言う事が違うなぁ」
と思った瞬間でもありました。
職人さんが自己否定(ある意味)するなんて、なかなか出来る事では無いですからね
職人は聞く耳を持たない感じのイメージがあるだけに、これだけでも人生のレベルがワンアップしてますよね
住友生命のCMみたいに1UPしてます。
で、
この時にふと気になったのが、そもそも伝統とか本筋って何だ?
ってコトでした。
例えば、業界的にはピッツァと言えば普通はナポリピッツァと言われるんですけど
確かに歴史的にみれば伝統的で本筋なものであり、ナポリピッツァこそ本物のピッツァとも言えそうなのですが、
だからといって、他の国のモノとかアレンジされたピッツァが間違いだとか悪いものみたいに扱われる風潮はどうなのかなと思うのです。
日本の伝統、国技と言えば相撲じゃないですか。
巡業先などで披露される横綱の土俵入りという儀式的なものがあるのですが、
江戸時代から伝統的に受け継がれてる型として有名なのが「雲龍型」と「不知火型」の二つなのですが、
実際は指導する親方によって違ったアレンジをするみたいで、伝統的なものとはいえ昔と同じ型では無いんですよね。
しかも、現在採用されている「雲龍型」と「不知火型」が実は本来のものとは逆になってるとの指摘さえもありますからね。
「横綱がやれば、それが横綱の土俵入りだ」
と言う親方もいて、
伝統や本筋というものが、必ずしも昔のままだとか変わらないものでは無いという事を意味してるのではないかと思いました。
つまり、言い換えると伝統や本筋を守る事とは
強い探求心を持ちながら、古くから伝わるものに対して良いと感じるアレンジを加えていく作業
を続けていく事なのかも知れません。
邪道と言われても、それを極めるコトで本筋となり、ひとつの伝統にもなっていくのです。
てな感じで、
長い前置きになりましたが、今回はアレンジ力のある中華料理店のご紹介です!( `ー´)ノ
地元で長く愛される中華料理屋「華家(はなや)」
普通に中華が食べたくてお店を探していたところ、食べログで3.5以上の点数がついてるお店がありました。
何度も言ってますが、食べログはあくまでも検索ツールとして利用しているだけなので、ボクのプライドのためにも言いますが、決して点数で選んだりはしません。
これでもボクは食べプロなんでね。
そのお店の近くにあるハローワークに用事があっただけで、
「地方で3.5以上のお店は珍しいから行ってみよう」
…なんて思ったからかどうかはご想像にお任せします(;・∀・)
場所は新屋敷町と言う住宅地
ちょっと迷いましたが、何とか発見(汗)
住宅街の中に溶け込んでいて、決して目立つような立地ではないのですが、
地元で長く愛されている評判のお店みたいな感じのコトが食べログに書いてました。
(おいおい)
メニュー看板が出て無かったので(たまたま?)、お休みかと思い不安になりつつ覗いてみたところ、にこやかな感じでホールスタッフさんが迎えてくれましたー(*‘∀‘)
先客は1名だけのようで、カウンターに案内されてメニューを確認!
ランチでもメニュー数が豊富で色々と楽しめそうな感じで、丼ものや麺類の800円前後からステーキ類や贅沢ランチの1500円前後くらいまでありましたね
その中で気になったのが「上海カーリー飯」なる聞きなれない商品…
カレー風味の炒飯?上海だから蟹カレー?
などなど、考えてみたけどイメージ出来ず。。
完全に中華の気分だったので「ここでカレーかぁー」と悩んだものの、せっかくなので定番よりも、想像の出来ない上海カーリー飯に挑戦してみることにしたのです
おすすめって書いてるし!(*‘∀‘)
「上海カーリー飯」930円
それほど待つ事もなく提供~
第一印象は
「おお…普通にカレーやん!」
でした。
サラサラのルーをかなり緩めの餡状にした感じで、具材は迫力ある角煮がどっしりと鎮座。
小麦粉とか野菜のとろみでは無く、片栗粉で中華テイスト感がちゃんとありますねー
で、
そのお味は
想定外の味わいで、想定外の美味しさで
ウマカッタ!!(*’▽’)
スターアニスやクローブが強めに主張していて、マレーシアやシンガポールの名物料理である肉骨茶(バクテー)をカレーっぽくアレンジした印象かな
薬膳的で体にも良さそうだし、柔らかくていい塩梅の角煮とルーのバランスが抜群で全く重たくもなく、サラっと食べる事が出来ました!
ある意味これも「邪道」と言える商品なんだけど、しっかりとした中華の伝統をベースにアレンジされ完成させた本物でもあると思うんですよね。
さすが食べログ3.5以上ですよね。
(おいおい)
ちなみに後でわかったのですが、
このカレー…
結構有名だったみたいです。(;´・ω・)
これも、れっきとしたスパイスカレー。
本格的な中華料理屋で美味しいカレーに思いもよらず出会えたというギャップも良くて、ビジネスとしても参考になりましたー!
ちなみに、12時前くらいから次々とお客さんが来店してスグに行列が……
まさしく地元で長く愛されているお店って感じでした!(*’ω’*)
<店舗情報>
店名 華家(本店)
電話 050-5595-3884(予約)
住所 岡山市北区新屋敷町2-5-3
営業時間
ランチ 11:30~14:00
ディナー 17:00~22:00
定休日 木曜日
席数 54席
<系列店情報>
- 花尻店
- グリル&バーハナヤ 歌舞伎町店(東京)
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