まいど、ボンです。
最近はほぼカレーの話ばかりをしてますが、
実を言うと、これでも
元ピッツァ職人なんですよね。
…かれこれ、6年くらい焼いてないけどね、、(;’∀’)
そんな感じもあって今回は、
ボクがナポリピッツァに傾倒する事になったきっかけについて、少しお話してみよーと思う
衝撃的なピッツァとの出会い
ボクがピッツァに目覚めたのは確か2003年頃でして、
車の営業マンから調理師へ転職する為に、東京の料理学校に通っていた頃になるのですが、
前々から学校の近くに美味しいピザ屋さんがあると言うウワサは聞いていたものの、
当時は学校とバイトで休みの無い生活をしていた事もあって、なかなかお伺いする事が出来ずにいたんですよねー
バイト先のイタリア料理店のオーナーが一足先に行って絶賛していたので、余計に行ってみたい気持ちで一杯だったのを覚えてます。
で、そのお店というのが、
今や日本におけるナポリピッツァの老舗と呼ばれる
中目黒のサヴォイ(現・聖林館)というお店でして、
まいど全国区のメディアにも取り上げられる超有名店だったのです!
初めてのピッツェリア(ピザ専門店)
その後、何とか都合をつけるコトが出来て念願の初訪問!
噂通りにサヴォイは開店前から行列の出来る人気店だったのですが、
その日は運良く先頭付近に並ぶことが出来ました(^^♪
正直、この日までピザを目当てに並んだ事なんて無くて、不思議な気持ちだったのを覚えています。
んで、1階のカウンターに案内されて奥を見ると、
薪窯の前にはTVや雑誌で良く見るピッツァ業界のレジェンド、
柿沼さんがイターー!!( ゚Д゚)
まあ、オーナーなんで当然居るんだけど。笑
何だか、お気に入りの芸能人に会ったかのようなソワソワした気持ちになったな~
ランチメニューは二種類のみ↓
- マルゲリータ(トマトソース・モッツァ・バジリコ・パルミジャーノ)
- マリナーラ(トマトソース・オレガノ・バジリコ・ニンニク)
サラダ、ドリンク、グラニテ付き!
ってコトで、
2種類だけなんだけど、どちらも食べたくて迷いつつ、
マルゲリータをオーダー!
この2種類だけで勝負出来るお店は中々ありません
これもサヴォイと言うお店の実力の現れだし、憧れるところ。
ちなみに期待が高まり過ぎて、リストランテにいる訳でもないのに緊張しながら待っていた記憶があります。汗
あっと言う間に、焼きたてのピザが到着!
柿沼さんの洗練された作業風景を見るだけでもワクワク感があって、ずっと飽きずに見てられましたが、1枚ずつ焼く割にそれほど待たずに提供されました!
ビジュアルは想像よりもひと回り小ぶりの150g程度で、オイリーな感じ(現地サイズは230g前後)
カットされていないピザを提供されたのはサヴォイが初めて。
本場ナポリのお店で食べる場合、ナイフとフォークで食べる分だけカットしてからクルクルと巻いて食べるのが作法でして、
その理由は、冷めにくく、手を汚さずに生地とソース類を一体化させて美味しく食べるための工夫だったりします。
…って、偉そうに語ってみたけど
この日が初体験(;´∀`)
もちろん、食べ慣れている感を醸し出しながら食べたけどね。
んで、お味はというと
めっちゃ軽くて、サクッとモッチリとした食感。
全体的に塩気が少し強めで、チーズの存在感よりも生地の香りや旨味がすごいピザって感じ!
めっちゃ軽いピザだったので美味しさの判断を脳がする前にペロッと食べ終わってしまい、「美味しいけど、理解不能」みたいなのが正直な感想でだったかも…(;’∀’)
ただ、その帰りの電車の中で
チーズが少量で今まで食べたピザとは全然違うけど、、
また食べたい!!
と思ったんですよね
そこで確信に近いものを感じまして、
チーズの存在感以上に癖になる、この味わい深い生地こそがナポリピッツァじゃね?って感じで
初めてピッツァが生地を楽しむものであるという意味を理解出来た気がしました。
まさしく、これこそが……
ピザではなくてピッツァやー!!(゚Д゚;)
その日以来、ボクはピッツァに夢中になって東京で増え始めたナポリピッツァのお店を食べ歩いたり、専門書やネットで情報を集めるコトが楽しくて仕方なくてワクワクするピッツァ職人への日々が始まるのでした!(*‘ω‘ *)
ーーそんな感じで、
少し前までは本格的なナポリピッツァは首都圏だけでしか味わえなかったのですが、
空前のナポリピッツァブームもあり、今や全国どこでも美味しいピッツァが食べられるようになりました。
残念ながら…最近は完全にブームが落ち着いた感じだけどねー(;・∀・)
で、ボクが移住した岡山にも本場のナポリに認められたお店であるベッラピッツァ(真のナポリピッツァ協会)の認定店がいくつかあるので、最後にその中のお店のひとつをご紹介したいと思います!
岡山でも本場ナポリの味わいが楽しめる時代
今回紹介するのは、しばらく岡山に来る機会が無かった間にイオン岡山に出店されたり、
以前は内山下の地下にあった本店が表町のオランダ通り沿いに移転されたりもして、95年のオープン以来、時流に合わせて上手く経営されている
トラットリア&ピッツェリアの「アペティート」
現地にもありそうなトラットリアの佇まいで、テラス席もあるのでバカンス的な雰囲気も楽しめそうな建物ですねー(*‘∀‘)
オランダ通りの雰囲気はこんな感じで綺麗で好きなんですが、
この時は猛暑&夏休みシーズンってコトもあってか、県庁通りと比べると人通りが少し寂しくなりますな…(;’∀’)
ランチメニューはコチラ。
本日のパスタor本日のピッツァ+前菜+ドリンク付きで1200円(平日限定)
この他にもパスタ、ピッツァ共に色々と豊富なメニューが揃ってましたよー(*‘∀‘)
もちろん、この日はお得な平日限定のピッツァランチをオーダー!
キレイな前菜が登場!
鰆の炙り、ポルケッタ、人参マリネ、カボチャマリネ、フリッタータ
オーソドックスでシンプルなんだけど、一つ一つ丁寧な仕事がされていて
全部、まじウマっ!!Σ(゚Д゚)
続いて、主役のピッツァが登場~(*’ω’*)
チッチョリ(ナポリ式のチャーシュー)とフリアリエッリ(青菜)と茹で卵のビアンカピッツァ!
…という長いネーミング。笑
んで、お味の方は
移転前に食べた時とは生地のルックスも味わいも違う印象なんだけど、
モッチリというよりも、サクッとパリッと感が増して、
しっかりと焼かれていて、ジワジワとくる小麦粉の風味のウマい生地。
トッピングの具材のバランスも良くて、甘み・苦み・塩味・旨味といった味わいが楽しめる
ウマーーなピッツァ!!( ゚Д゚)
薪窯はステファノかな!?たぶん、薪窯が新しいのもあるけど、生地の配合も以前からだいぶ改良されてる感じ
ボクも早くこんなピッツァを焼けるようにしたいなーと思いながらも
「このトッピングの組み合わせでスパイスカレーを作っても面白そうだな」
と、ついついカレーのコトを考えてしまう今の自分は既にピッツァ職人としては失格かもね(;・∀・)
何はともあれ
岡山で正統派のナポリピッツァを食べたくなったらコチラのお店がおススメです!
<店舗情報>
店名 トラットリア&ピッツェリア アペティート
電話 086-226-5162
住所 岡山市北区表町2-5-51 メゾン表町1F
営業時間
11:30~14:00(LO)
17:30~21:00(LO)
定休日 月曜日・第二火曜日
席数 50席
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