ぼっけー「知覚価値」のある飲食店の作り方

ぼっちメシ
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まいど、ボンです。

 

少し前なのですが、とあるミュージシャンによる、弾き語りのコラボイベントみたいなものが昔の職場であったのですが、

その方というのが、90年代にヒット曲を持っているような中々の有名人でして、当時のバンドは解散して現在はソロで活動されているとのコトでした

んで、

そのライブのMC中の出来事なのですが、会場のファンに向けての企画のひとつで、そのミュージシャンの思い出の品とかのオークションが開催されてたんですよ

皆さん結構盛り上がっていて、全盛期にライブで使用してた衣装だとか希少な楽譜やCDとか色々な品物が次々と落札されていたコトに驚いたのですが、

中でも驚いたのは、ギターのピック(3枚)が何と1万円ほどの高額で落札されたコトでした

 

ボクは音楽をやらないので詳しくはわかりませんが、ちょっと調べてみたらピックって、たかだか1枚100円程度なんですよ

ファンと言うだけで単純計算でピックが30倍以上の価値にまで跳ね上がると言う事実に驚かされながらも、

「ああ、これがブランド力というものなのだ」と肌で感じる体験でもあったのです

 

そこで今回はそうした「ブランド」「付加価値」というものを飲食店の商売に紐づけて少し考えながら記事にしたいと思います。

 

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人気店とブランドイメージ

「〇〇」と言えば「××」

と言ったような、ジャンルと商品(店名)がイメージとして結びついていて、すぐに思い浮かぶくらいの企業は強くて人気がありますよね

例えば

  • お値段以上の家具→ニトリ
  • 炭酸水→ウィルキンソン
  • 牛丼→吉野家
  • ハイブリット車→プリウス
  • 自動運転→日産
  • 美味しいお米→コシヒカリ
  • イケメン→ボン

みたいな感じですかね

 

もちろん、他にも同ジャンルで競合するブランドイメージの企業や商品があるのだけど、基本的には早い段階で認知されると有利なブランド展開に持ち込めるんですよね

こうしたブランドイメージがあるだけで「本物で間違いない」と認識されて商売としても有利に働くはずなんです。

 

さらに、ボクが最近知った言葉に“知覚価値”というのがあります

「知覚価値」とは…

消費者が商品に対して抱く品質や費用に対する心理的要素を含む価値判断の事

 

今回のライブイベントの事例もそうですし、上記のようなブランドについても同じ事が当てはまります。

名称だけで判断するなら、本店と支店があれば本店の方に行く価値があると感じるはずだし、縁日の屋台なんかで、全く同じ商品やサービスを提供してるお店を隣り合わせに作り、片方のお店にサクラで人を並ばせると、そちらの方が美味しいと思ってしまう実験結果などもありますからね

人間の心理ってそんなもんなんですよね

 

多くの繁盛店が、こうした心理的効果を体得して上手く利用しているのです

 

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飲食店でのブランドの作り方

では、

どのようにすればこうしたブランド力のある飲食店を作れるのか?

なんですが、

これがもし簡単に出来るのなら、どこも繁盛店ばかりのはずなので難しいことには違いありません。。(;´∀`)

 

ただ、ボクは繁盛店で働いてきたと言う経験だけはあります。

自分が何かブランド作りに関わった訳ではなく、ただ普通に働いていただけですが…

それでも実際に繁盛店を体験しただけでも貴重なコトのはず

「この体験をひとつひとつ検証すれば自ずと理由が見つかるかも知れない!」

と考えたので思い付くがままに挙げてみたいと思います

 

「繁盛店でやっていた事」

 

シンプル

○○が食べたいな…と思った時に、すぐに思い浮かぶような店名や商品がある

驚き

商品やサービスによる初回来店で印象に残る仕掛け作り

発信

積極的にメディアなどを活用して認知させる

印象

ネーミングを工夫するだけで、同じ品質の競合店よりもインパクトを与えられる

ルックス

実は味よりも見た目が大事。(不味いのではダメだけど)先ずは感覚に訴えるようなルックス重視(第一印象が大事)

ギャップ

期待からの失望のギャップではなく、期待以上の何かを与える(商品・サービス・雰囲気)

 

他にもまだまだありますが、全てに共通している事は“強いインパクトを残す”なのではないか?と思いました

お客様の心理に訴えかけるモノが何かひとつでもあれば、それが時間と共にブランドへと成長すると言う事ではないでしょうか?( ˘ω˘ )

 

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岡山のブランド「ぼっけゑラーメン」

 

以前にマツコDXの番組で紹介されていて、大阪にいた頃から知っていたお店が下石井にある「ぼっけゑラーメン」。

ラーメンストリートに並ぶお店の中でイチバン長く経営されていて、今や岡山のブランドラーメン店と言っても過言ではありません


【送料無料】 銘店シリーズ 箱入岡山ラーメンぼっけゑ(3人前)×10箱セット

通販もできるみたいですよー!(*’ω’*)

 

店主さんは芦屋のラーメン店で働いていたみたいで、2年ほど在住経験のあるボクは勝手に親近感を感じてたりもする

 

店内は結構広々としていて、昔ながらの食堂のような雰囲気。

ラーメン店には珍しく食券機がなくて直接オーダーするのですが、

ある意味ラーメンよりも?話題で名物になってるのがコチラの店主さんなんですよね

 

オーダーが入ると

 

「キムチー△✖※〇●ターベテー」

 

「パーーオーーテーー」

 

と聞こえて来ます(笑)

失笑します。

TV番組で観た時は、多分演出なんだろなぁーと思っていたけど、

実際にオーダーをしてみると、ウワサのお経?祈祷??のような掛け声を

ホントに言ってた。。(;゚Д゚)

 

しかも、その時は夕方の半端な時間だったので客はボク一人ですよ。。

ボクの顔を見ながら唱えられるあの独特な掛け声はヤバすぎて、たぶん一生忘れないと思う(汗)

 

ちなみに

「キムチ、唐辛子、ニンニクを食べてパワーをつけて」と言ってたみたいです(;’∀’)

 

これもブランド化とか商売においては大切なコトのひとつであり、長く人気店である理由のひとつなんだと勉強になりました!

(…ボクにはマネ出来ないけど)

ラーメンを食べずに、これを見るだけでも価値があるくらいかも

 

「ぼっコマラーメン」900円

基本のぼっけゑラーメンに、チャーシューの細切れがトッピングされてました!

 

お味は

スープはとろみが付いていて濃厚

麺は少し粉っぽい感じがあるからか、スープとよく絡んでウマい!(*‘∀‘)

 

めっちゃさらっとした餡掛けそばって感じで、なんだか店主さん同様に不思議なラーメンって感じの印象でしたね(笑)

 

コチラのおススメのキムチは食べ放題で、投入すればサッパリ感が生まれて美味!

ちなみに大阪の鶴橋から仕入れているらしく、これまた近所に住んでいた経験から親近感が益々アップでしたねー(*‘ω‘ *)

さすが、コリアンタウンのキムチはウマい!!

 

最後に、こんな感じの

無駄に長い伝票を置いていかれました。

 

 

これも大事なインパクトのひとつなのかも知れません。

 

<店舗情報>

店名 ぼっけゑラーメン

住所 岡山市北区下石井2-9-46

営業時間

11:30~14:30

17:00~23:00

電話 086-227-0185

定休日 木曜日(祝日は営業)

席数 29席

駐車場 4台

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