まいど、ボンです。
先日、SNSを見ていたところ、知り合いのイタリア料理店の記事がタイムラインにアップされてきまして、現在はマニアックな地方料理に特化したバールとして営業してるのですが、驚いたことに4月からは高級リストランテへ業態変更をするといった内容が書かれていました。(…しかも1日2組!)
ただ、
この案内文を読んだ時に不思議と
「ああ、彼の料理なら当然だな」
みたいな感じにもなったのです。
コチラのお店はオープンしてから2年半であり
想像すると、
①ビジネス的に今の業態での限界を感じた結果、高単価なリストランテへの突発的な業態変更
もしくは
②認知度を上げる事を目的として、ある程度の期間だけバールという気軽な形態で間口を広げ、満を持してリストランテへの計画的な業態変更
の、どちらかだと考えられるのですが、ボクが何度か食べに行った感覚からすれば前者の①の理由が大きいと思うのです。
そもそも彼の料理というものが現地の再現性を高めるために忠実な味付けはもちろん、食材にも原価を惜しまず本場のものだけを使用してたりもして、高級オステリアやリストランテの料理レベルと同じクオリティなんですよ。
そんなスゴイ腕前(キャリア)や拘りがあるにもかかわらず、普通なら初めからリストランテをやればいいのに、ファサードや雰囲気がまさにバールと言ったリーズナブルな業態にしてるわけで、
しかも席数も少なく、手間暇かけた提供に時間がかかるような料理を出しているコトなんかを考えれば、どうしてもビジネスとしては難しくなるはずです。
たぶん、これは彼の「多くの方に喜んでもらいたい!」と言う強いサービス精神と、
料理人として「本物を伝えたい!」と言う気持ちのバランスが取れていなかったことによるものだと思うのです。
つまり、ビジネスの中では必ずしも良いものが売れるのではなくて、まずは売り方(伝え方)が大事なのだというコトなのです。
恋愛と同じでどんなに相手のコトを思って行動したとしても、それが求められているコトと違っていれば逆効果だったりするのと同じなんです。
…って偉そうに言ってますが、
ボクも同じような失敗をして来たし、看板の無い状態から売り込む術の難しさを痛感しながら今も勉強中ですからね(;’∀’)
大事なのは何事もトライ&エラーであり、「修正力」ってアスリートでも経営者であっても必須の能力で、
今回のような思いきった決断をするまでにはかなりの勇気が必要だったと思うのですが、
前に進んで行くための英断であったのは間違いないとも思ったので、是非今後の活躍にも期待し応援していきたいと思ったのでした。
ただ、これが
仮に後者の②の計画的なものだった場合、
こんな風に偉そうに語った自分が、
死ぬほど恥ずかしいなと思う。
磨屋町にある大衆スタンドの名物カレー
大阪にいる頃に移住先となる岡山のスパイスカレーを探していたところ、
「アララカリー」という2017年4月にオープンしたばかりのカレー専門店を見つける事ができまして、事前にチェックをしていたのですが、
これまた計画的なのかどうかはわからないのだけど、1年も経たずに業態を変更したらしく
「大衆スタンド・アララ」と言う店名になってました。
…あらら。
コンセプトもカレー専門店では無く、串カツを始めとした一品料理のある大衆居酒屋へシフトチェンジしたようです
開業してみたら「ランチよりもディナーの需要が多いやん」と判断して呑める業態にしたのかも知れません
こんな感じの素早い「修正力」って商売を続けていく上で大切な事だし、ボクに欠けているところでもあるので見習いたいところだとも思いましたね。
んで、
業態が変わったので肝心のカレーがあるのか若干不安を覚えながら、12時のオープンを目指して土地勘のない岡山の街中を彷徨いながら何とか到着。
場所は磨屋町。
角地だし、大きな暖簾が目立つのに…迷いました(汗)
外観は…
間もなく平成が終わるけど、昭和を感じるノスタルジックなお店の佇まい。
年齢を重ねるほど、こんな感じの大衆食堂的な雰囲気が好きになるのは何故なんだろな??
外のメニューを見ると、ぼっかけ丼や串カツが並ぶ中に…
カレーの文字が!!
メニュー構成から想像すると神戸や大阪で働いてきた人?出身なのかな?
だとすれば、カレーにも期待が高まりますねー(*‘∀‘)
ボクは一番乗りで入店。
店内はちょっとしたカフェみたいな雰囲気で、カウンターのみの7席くらい
レトロ感を醸し出している外観とはギャップのある内装が逆に面白い感じです
店主さんかスタッフなのかわからないけど、一人で調理から接客までされいるみたいでした。
特別にランチメニューは無くて、アラカルトでお昼から居酒屋使いが出来るようなシステムで、ボクは壁にかかっているメニューの中からカレーを確認!
その時はナゼかビーフかポークしか目に入らず、とりあえずビーフカレーを注文したのだけど、よく見たら”あいがけ”もあったのでそれにしておけば良かったなー
と、ちょっと後悔(汗)
ビーフカレー(780円)
待つこと5、6分でスパイスの香りあふれるカレーが到着!!(*‘∀‘)
コチラのカレーは、副菜とまぜまぜと言う感じでは無くシンプルなビジュアル。
味の方はというと、
さすがは元々カレー専門店からのスタートというコトもあり
激ウマーーーー!!!!(*‘ω‘ *)
辛味自体は少ないけど、奥深いしっかりとした味わいでしたー
サラッとしたルゥも超いい感じ。
居酒屋の一品サイズの為か、男性の場合はやや少なめに感じると思うので大盛りにした方が良いかもね
基本は呑んだ後の〆にベストな量と味付けのカレーなんだと思います
ここにも岡山でレベルの高いスパイスカレーありました。
次回は夜に、お財布に余裕をもって呑みに行けるように頑張りたいと思いました。
<店舗情報>
店名 大衆スタンド ALARA(アララ)
住所 岡山市北区磨屋町1-17 1F
営業時間 12:00~0:00(カレーは無くなり次第終了)
席数 カウンター7席程度
電話 不明
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